昼の月
- Sunao Hiyama
- 2017年5月5日
- 読了時間: 1分
洗車をしたら
気分がいい。
埃だらけの、小さくてかわいい
灰色の車。
新しいスポンジと
洗剤を買って
もう夕方だけど
日が長いから
バケツで思い切り水をかけたら
買ったばかりの靴がびしょびしょになった。
そっか、もっと優しく流さなきゃいけないんだって
脚立がないから、タイヤに足をかけて。
子供みたいに
屋根は 腕が届くところまでしか拭けなかったけれど
片耳のイヤホンを揺らしながら
人目も気にしないで 気分がいい。
古くて傷だらけの、かわいい車。
小さな、私のお家みたい。

コメント